こんにちは、赤虎です。
今週も長期金利が右肩上がりに上昇しています。
最大の注目イベントだった9月に雇用統計の結果は、市場のコンセンサス予想を下回りましたが、相場はそれを織り込んでいたかのように大きく動くことはありませんでした。
米政府債務上限問題も12月まで先送りとなり、中国の恒大集団のデフォルト問題も1か月は結果が出ないという懸念事項が全て先送りされている市場。
一つ歯車が逆回転しだしたら、大きくマイナスの方向に動くのではないかと思ったり、上値を伸ばしていくウオッチリストの銘柄に、「買い場を逃すのではないか」と不安になったりと落ち着かない週末です。
さて、今週の振り返りです。
今週のニュースとマーケット
今週のMy銘柄関連ニュース
【NCLH】ノルウェージャンクルーズライン、パンデミックによる航行禁止命令以来、初めて4月までにフルフリートを就航させるとCEOが発表(10/5)
ノルウェージャン・クルーズラインは全船(28隻)のうち、現在3ブランド8隻の船を運行していますが、年末までに75%、来年4月1日までに全船(28隻)の運行を再開するとCEOのフランク・デル・リオが発表しました。
デル・リオはCNBCの “Closing Bell “で “これまでに運航してきた船に対して、需要が非常に高まっています。”と語っています。
【CRWD】CrowdStrike社とUiPath社、ロボットによるプロセスの安全性を確保するために世界初の統合で提携(10/5)
エンドポイントセキュリティーベンダーのクラウドストライク(ティッカーシンボル:CRWD)は業務自動化(RPA)ソフトウェアのリーディングカンパニーであるUiPath(ティッカーシンボル:PATH)との提携を発表しました。
記事のポイントは以下の通り。
- RPAとエンドポイントセキュリティのベンダーとしては初めて、エンドポイントセキュリティをRPAに拡張し、完全な可視性を実現することで保護と対応のスピードを強化
- イベントをRPAのプロセスに関連付け、CrowdStrikeのUiPath環境での脅威探索、調査、修復を可能にし、加速させることができる
- 人間やロボットが起こした脅威の活動を自動的に検知し、セキュリティチームに環境全体のリアルタイムな可視性を提供し、プロアクティブな対応を可能にする
今週のじっちゃま
今週は10/3(日)にじっちゃまLiveがありました。
今回のLiveのタイトルは「サプライチェーンの乱れとインフレ圧力」でした。
長期金利の上昇とサプライチェーンの乱れなどにより企業業績が下がり始めているという2つの事実により、引き続き相場のギクシャクが続くという相場観が示されました。
更に、10/8のツイートで、10月の下旬~11月には底入れするかもという従来の考え方を変更し、「想定よりも更に長い期間相場の不安定さが続くかもしれない」と見通しの修正がされました。
ばっちゃま(@jicchamatome)のツイート引用させていただきます。
いつもありがとうございます。
👴ビデオサマリー(10/3)
– 米国株が下げてる主な理由: 1. 長期金利の上昇 2. 企業業績(コンセンサス予想が下がり始めている) *金利と業績は株式のバリュエーションを決定する二大要因
– 今後の相場観: 債券が底入れしない限りギクシャクは続く、10月(特に前半)も苦しい
– 買いタイミング: VIXが40— ばっちゃまの米国株🇺🇸👵🏻 (@jicchamatome) October 3, 2021
今週の後藤さん
後藤さん(@goto_nikkei)の今週のツイート。
いつもありがとうございます。
全世界が注目した、9月の米雇用統計の速報ツイート。
雇用者数は市場予想を大きく下回りました(市場予想50.0万人増に対し、結果19.4万人増)が、失業率は市場予想を上回り(市場予想5.1%に対し、結果4.8%)、解釈が難しい結果となりました。中途半端な市場の動きも、理解が割れていることを示唆しているように見えます。
【速報】🇺🇸雇用統計
・9月雇用:19.4万人増
市場予想:50.0万人増#雇用統計 pic.twitter.com/KQU3NUkIjk— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) October 8, 2021
雇用統計発表前のプレビューのツイートと合わせて確認すると理解が深まります。
【今晩21:30】🇺🇸雇用統計
最新の民間予想や経済指標を反映したプレビューです。3枚目には「なぜ注目 🇺🇸雇用統計」という、そもそも論を簡潔にまとめています。発表直後に速報をツイート予定です pic.twitter.com/Cx0VdC7OpC— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) October 7, 2021
雇用統計の先行指標でもあるADP雇用リポートに関するツイート。
◆予想上回る
🇺🇸ADP雇用
・9月は56.8万人増と市場予想上回る
・10/8発表の雇用統計(市場予想47.3万人増)の先行指標
・雇用の回復好調なら11月のFOMCでテーパリング(資産購入の減額)決定へ議論が進む可能性 pic.twitter.com/fbJSsqV8YT— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) October 6, 2021
企業の厳しい事業環境の変化が表れている9月のISMサービス業のコメントに関するツイートです。特に物流や材料供給の不足に関するネガティブなコメントが多く、更にインフレ方向への圧力が強まることが懸念されます。
🇺🇸企業の悲鳴
供給制約(人手・材料不足、物流遅延)が深刻化・長期化しています。きょう発表のISM指数、サービス業のコメントを読むと状況が伝わります(スライド2枚目には先週発表の製造業も)。問題が年内に収まる様子はなく、経済活動の制約し、インフレ圧力がかかり続けそうです pic.twitter.com/lfFcUB1cd9— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) October 5, 2021
今週のマーケット
S&P500全体のヒートマップ(週間パフォーマンス)は、金利の上昇を受けて引き続き左下の金融セクターが好調です。
右サイドのクルーズ、エネルギー、航空株なども好調です。
先週と比較すると、今週は株価が持ち直したことが良くわかります。
◆今週(10/4~10/8)週間変化率
◆先週(9/27~10/1)週間変化率
長期金利・株価指数の推移
今週の長期金利、及び主要株価指数の推移【3週前(9/17)⇒今週末(10/8)終値】
指数は3指数ともに大きな変化は無し。長期金利は1.6%台まで大きく跳ねました。金利上昇にも関わらず、VIXは再び20ポイントを下回り、18ポイント台。
長期金利の上昇は止まりません。今週で8月20日の週から7週連続の上昇です。
米国株ポートフォリオの週間記録
- 個別株PF増減:-0.56%
- 個別株買い:AR新規IN
- 個別株売り:無し
米国株PFの全体推移
PF全体では年初来で+50.32%(前週末比:+0.86%)となりました(追加資金入金額込み)。
年初来の利回り(新規入金額を除いたPF増減率)は、+18.83%(前週末比:+0.87%)となりました。
7月の半ばから、一進一退の状態が3か月続いていますが、じっと我慢。
年末まで残り3か月となった状況で、目標としているS&P500の年初来利回り(YTD)との差(VOOをベンチマークとして比較)は+1.72%(VOOのYTD:17.11%)です。
米国株PFの資産割合
引き続き、キャッシュポジションは多めキープです。
今週天然ガス銘柄のARにINして30%を少し切りました。
- コア資産=安定株(GAFAM+RPRX)+インデックス(投資信託+ETF)+キャッシュ
- サテライト資産=上記以外の株式+暗号資産(BTC、ETH)
基本的には「コア:サテライト」の比率を「70:30」くらいに維持したいという考えです。
米国株PFの個別銘柄
現在の難しい相場の中で、経験のある投資家の方は「ヘッジのために空売り」とか「CFDを使って云々」とかいろいろと引き出しを持っていて、上手に立ち回ることができるのでしょうが、私はそこまでのチカラは無いので、この地合いでも上値が期待できそうな「経済再開銘柄」にリスクヘッジしつつ資金を入れました。
具体的には、個別株投資額の20%強を、逆指値を入れつつポジションを作っています。
こんなやり方が正しいのかどうかはわかりませんが、今のところ経済再開銘柄に関してはうまくいっています。
ボラティリティも高いですし、基本的には短期的な目線をもってソロソロと動いている感じです。
本当は、決算良かったハイグロのIPO銘柄、SNOWとかLAWとか・・・買っていきたいのですがまだまだ底がどこだかわからない現状では、沼に引きずり込まれそうで怖い
・・・(/ω\)
まとめ&今週のつぶやき
今週も長期金利が上昇する中、難しい相場でした。というか、経験が少なすぎてどう動いたらいいのかわからず、霧の中を進んでいるような感じです。
道理から言えば、「金利が上がれば株価は下がる」はずなのに、そうでもなかったり。
難しい。
来週のイベントは10/13(水)の米国消費者物価指数(CPI)の発表、10/14(木)FOMC議事録の発表、10/15(金)の米国小売売上高の発表ですかね。
日々勉強と経験なので、一歩ずつ進んでいくのみです(・ω・)ノ
&投資は自己責任でお願いします!
ではまた(-ω-)/
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