こんにちは、赤虎です。
今週は目先の最重要イベント、FOMCがありました。
日曜日に、FRBウオッチャーのNick Timiraos (@NickTimiraos)によるリーク記事が出され、利上げ7回との内容に投資家はアタフタ。(本件に関するじっちゃまの解説記事へのリンク)
これを受けて、月曜日、火曜日とマーケットはギクシャクしました。
水曜日未明のFRB議長会見では、観測記事以上のサプライズは無く、市場の反応にパウエル議長も強い刺激のある表現は避けた形。
結果として、次回のFOMCに山場が先送りされた形となりました。
まぁ、また次回FOMCまでどっちつかずの不安定相場が継続することが確定しましたので、じっちゃまの教え通り、この悪環境でも強いセクターを細かく見て、波の乗り方を身に着けていきたいと思います。
それでは今週の振り返りです。
今週のニュースとマーケット
今週のMy銘柄関連ニュース
【VRTX、DOW】決算発表(1/26、1/27)
バーテックス・ファーマシューティカルズ(ティッカーシンボル:VRTX)、DOW Inc.(ティッカーシンボル:DOW)の決算発表がありました。
両社とも良い決算を出し、決算発表後の株価は上昇しました。
今週のじっちゃま
1/27(日)に緊急ライブがありました。
タイトルは「FOMCの結果について」。
FOMC会見で発表された1)3月から利上げが開始されること、2)6月をめどにFRBのバランスシートの圧縮(QT)が行われること、についての説明と、会見についての感想が示されました。
結果としては先送り。3月までまた持ち越しということ。低PER株、エネルギーや素材、ヘルスケアなどセクターを絞ってディフェンシブな投資戦略を実践すべきという見立てが示されました。
今週の後藤さん
今週の後藤さん(@goto_nikkei)は、FOMCについてのまとめツイートから。
◆FOMCまとめ
3月利上げの事実上の予告など、ほぼ市場予想に沿った内容でした。ただ、パウエル議長の会見ではインフレ抑止を強調、利上げペースについて言質を与えなかったことがタカ派的とみなされ、株安・長期金利上昇につながりました。のちほどマーケット反応の一覧もツイートします pic.twitter.com/PWu3J2JPcx— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) January 26, 2022
その後の株価の動き。
◆FOMC後、株安に
右上のチャートの通り。朝はナスダックが2%高とリバウンドしていましたが、FOMC後は失速し、前日終値なみに。パウエル議長の会見で利上げペースに言質を与えず、タカ派的との受け止めとなり、長期金利が上昇しました。
★FOMCのポイントについては1つ前のツイートでまとめています pic.twitter.com/Bih5HFIrEN— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) January 26, 2022
PCE(個人消費支出)物価指数についてのツイート。
小幅に予想を上回っています。
【速報】🇺🇸PCE物価
12月のインフレは4.9%(コア)と市場予想(4.8%)を小幅に上回りました。11月比でも加速しました。FRBはインフレ退治の姿勢を強めており、利上げ観測が強まる可能性もあります
このあと、賃金インフレの動向をみるうえで重要なECI(雇用コスト指数)もツイートします pic.twitter.com/lGwE0CXCLQ— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) January 28, 2022
最後に、賃金インフレの状況を示す、ECI(雇用コスト指数)についてのツイートです。
🇺🇸賃金インフレ
ECI(雇用コスト指数)は最近、FRBや金融市場が注目を高めている経済指標です(詳細は下記)。10-12月分は市場予想を小幅に下回る1.0%増(3カ月前比)。7-9月と比べてもやや鈍化しました。とはいえコロナ前よりは高い伸びです。賃金動向はインフレと強い相関があります pic.twitter.com/1diqZr8s1s— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) January 28, 2022
今週のマーケット
今週のS&P500全体のヒートマップ(週間パフォーマンス)は先週よりも目に優しいグリーンです。
但し、週間としてはプラスとなった銘柄が多いのですが、一日の値動きは超特大。売買のタイミングによっては大きくマイナスとなってもおかしくない、超危険なハイボラ相場でした。
テスラが、好決算にもかかわらず大きく売られました。
やはりバリュエーションの高い銘柄はキツイのか!?
◆今週(1/24~1/28)週間変化率
◆先週(1/17~1/21)週間変化率
長期金利・株価指数の推移
長期金利、及び主要株価指数の推移【1/7終値⇒1/28終値】
長期金利、VIXとも大きな変動はないように見えますが、終わってみれば、という感想です。日中の相場は冬の海のような荒れっぷり。
指数はダウは1%以上の上げ、S&P500とナスダック100はほぼ横ばい。
週後半のマイクロソフトとアップルの好決算が無かったらどうなっていたかと。
米国株ポートフォリオの週間記録
今週は前半はおとなしく相場を眺めていましたが、FOMC後に再びエネルギー株、経済再開株のポジションを戻しました。
金鉱株は下に行ってしまったので、微損で即撤退です。
米国株PFの全体推移
年初来で▲5.21%となりました。PFの保有株のポジションサイズはほぼ先週の状態まで戻しました。
今週末時点でのポートフォリオ
- 今週のポジション増
DOW、DAL、CCL、VDE、PXD、PBR、FLNG - 今週のポジション減
NEM、HMY、JAZZ
FOMC後にエネルギーセクターを中心にポジションを戻しました。
金鉱株は全降り。
来週以降も引き続き注意深く市場に向き合います。
米国株PFの銘柄別・セクター別シェア
今週末の銘柄別・セクター別のシェアは上図の通りとなりました。
ホールドしているDOW、VRTXは好決算で値を伸ばしました。DOWは少し決算後に買い増ししました。
エネルギーは来週以降に期待です。
DAL、CCLはじっちゃまライブでも言及がありましたが、「待ち伏せ」作戦です。
ちょっと早かったかな・・・(-_-;)
短期枠のキャッシュ割合(Cash/株式+ETF※積み立て部分を除く)は36%です。
まとめ&今週のつぶやき
今週、エネルギー株のポジションを戻しましたが、「これだけ上がってしまっているものを買ってよいのか?」とかなり悩みました。
個人的には、MSFT、AAPL、GOOGあたりに行きたくて仕方ない。
ただ、確かに状況は何も変わっていなくて、インフレリスクは相変わらず、利上げも間違いなくやってくる、という環境下でバリュエーションの高いMSFTやAAPLに行くのはどうか、と悩んだ挙句、エネルギーに行くことにしました。
この結果が吉と出るか、凶と出るか。
来週もこの波乗りを楽しんでいきたいと思います!!!!
&投資は自己責任でお願いします!
ではまた(-ω-)/
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