こんにちは、赤虎です。
今から13年前、私は「グロソブ」と呼ばれていた投資信託を購入しました。
それが、私の初めての投資でした。
当時は投資についての知識はほとんどなく、ただ人気のあった商品だったので試しに買ってみたのですが、結局そのあと下がり続けそのまま損切りして終わり、という感じだったと記憶しています。
その後、しばらく本業が忙しくなったこともあってあまり積極的には投資に関わってこなかったのですが、2017年ごろから改めて投資の勉強を再開し、今は主に以下の3つに投資をしています。
- 投資信託(インデックス投資)
- 米国高配当株ETF
- 太陽光発電投資
この中から、今回はインデックス投資について書きます。
※太陽光発電投資については別の記事で書いていますので、興味のある方は是非読んでみてください。
私はインデックス投資をスタートした2017年から、「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」を軸に、+αで株式のインデックスファンドを組み合わせたお手軽分散投資を実践しています。
この方法は、幅広い資産クラスと地域への分散投資が可能なだけでなく、それぞれのリスク許容度に応じて、+αの部分でリスクコントロールができ、かつ手がかからないという「究極にお手軽」な投資法です。
私もずっと実践している方法で、今回のように相場が激しく上下するような場面においても比較的心たおやかに(笑)投資を継続できています。
今回の記事は、
- これからインデックス投資を始めたいと思っている方
- ポートフォリオのリバランスに疲れた方
- 投資は攻めと守りのバランスが大事だと再確認した人
にぜひ読んでいただきたいと思って書きました。
それではさっそく解説していきます!
インデックス投資について
インデックス投資とは
インデックス投資とは、日経平均やTOPIX、海外だとS&P500といった市場の動きを示す指数(インデックス)と連動した成果を目指す投資方法です。
一般的には、様々な指数に連動する成果を目指した投資信託(インデックスファンド)に投資をします。
インデックス投資とは、一言でいうと「平均的なリターンを狙う投資」です。
これに対し、積極的に平均以上のリターンを狙う運用のことを「アクティブ運用」と言います。
平均以上のリターンを得られるなら、「アクティブ運用」のほうがより儲かるのではないか、と思う人もいるかもしれませんが、「アクティブ運用」はかなりの確率で市場平均に勝てない(4分の3は負けると言われている)ということは良く知られています。
もちろん、常に市場平均を上回る投資先を選択して投資できるスーパーマンなら、市場平均を上回るパフォーマンスを出せるかもしれませんが、星の数ほどあるファンドの中から「事前に」勝てるファンドを見分けるなどということは普通はできません。
インデックス投資は、普通の人が安全で再現性の高い投資をできる、おすすめの投資手法と言えます。
インデックス投資の方法
私は楽天証券の証券口座でインデックス投資をしています。
2019年までは「一般NISA」口座で投資信託を購入していましたが、2020年からは「つみたてNISA」に区分を変更して引き続き投資信託を購入、あわせて特定口座で毎月定額のインデックスファンド、(及び米国株ETF)を購入しています。
楽天証券と楽天銀行を合わせて使うと、ポイント投資もできますし、一定額以上ポイント投資をすれば付与率もプラスになりますので、これからインデックス投資を始めようという方には「楽天証券+楽天銀行」の組み合わせはとてもおすすめです。
インデックス投資のメリット
インデックス投資のメリットは、主に以下の3つに集約されます。
- 長期で投資をすれば、負ける確率が限りなく低い
- 一度方針を決めてしまえば、ほとんど手がかからない
- 小さく始められる
つまり、長期で、一定の方針に基づいて、継続的に投資をすることがインデックス投資を成功させるための唯一の必勝法だと言えます。
長期で投資を継続するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
- 手数料が安いファンドを選ぶ
- 投資対象(資産クラス)と地域を分散させる
- 定期的に一定額を継続購入する(時間を分散させる)
これを愚直に守りさえすれば、市場平均の資産成長を実現できる、ということです。
投資対象と地域の分散とは
投資対象と地域を分散させる理由は、リスクをコントロールするためです。
長期投資は、その名の通り長い期間リスクを取って資産を成長させることになります。
その間には株式が好調な時もあれば、債券が好調な時もあり、不動産が好調な時もある、というように時期によって好不調の波が必ずあるからです。
投資対象(資産クラス)、地域の分散は、下の図(私も投資しているeMAXIS Slimシリーズのラインアップです)を見ると良くわかります。
eMAXIS Slimシリーズのファンドは、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」に7本もランクインした優良ファンドです。
投資対象(資産クラス)として、
- 株式
- 債券
- リート
地域として、
- 国内
- 先進国(除く日本)
- 新興国
の3×3=9パターンの投資先がありますね。
通常、投資対象(資産クラス)と地域の分散というときには、それぞれのリスク許容度に合わせてこの9つの投資先(場合によっては金などのコモディティを含める場合もあります)にどれだけの割合で資産を配分していくかを考えることになります。
バランスファンドを活用したお手軽インデックス投資
好みのインデックスファンドを組み合わせて自分流のポートフォリオを作っていくこともできますが、ポートフォリオの配分の割合を調整したりするのは意外と面倒だったりします。
そんな時に頼りになるのが「バランスファンド」です。
eMAXIS Slimシリーズの場合、「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」という商品があります。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、8つの資産クラス(国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT、先進国REIT)に12.5%づつ均等に配分してくれるファンドです。
自動的にリバランスもしてくれるので、長期にわたって広く各資産クラスに分散投資したいというニーズにピッタリのファンドだと思います。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を中心に、注力したい資産クラスのファンドをプラスして全体のバランスを取っていくのがお手軽インデックス投資のポイントです。
私は、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)を組み合わせてポートフォリオを組んでいます。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の資産クラス、地域の構成は以下の通りです。
・先進国株式:87.6%
・新興国株式:12.4%
組み合わせの比率は以下の通りです。
バランス8均等:全世界株式(除く日本)=3:2
株式クラス(除く日本)を組み合わせた理由は、世界経済はこれから先も成長をし続け、経済が成長し続ければ株価も上昇トレンドを継続すると思っているからです。
上記の組み合わせをまとめると、全体としてのポートフォリオの構成は以下のようになります。
・国内株式 :7.5%
・先進国株式:42.54%
・新興国株式:12.46%
・国内債券 :7.5%
・先進国債券:7.5%
・新興国債券:7.5%
・国内REIT :7.5%
・先進国REIT:7.5%
このように、バランスファンドに+αのスパイスをきかせることで簡単に特徴ある味付けの分散ポートフォリオを作ることができます。
まとめ
バランスファンドに+αを組み合わせたお手軽インデックス投資について説明しました。
今の私の組み合わせだと、株式が6割強、債券が2割強、REITが残り1割5分といった感じの配分になっています。
バランスファンドを組み合わせることで、全体として分散投資ができることはもちろん、組み合わせるファンドの選び方によってリスクのコントロールが簡単にできるようになります。
今は先行きの見えない状況ではありますが、引き続きこの先の人類の発展と世界経済の成長を信じて、愚直に積み立て投資を行っていきたいと思います。
今回の記事が皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
★2020.5.20追記:分散投資先の候補としての金や金鉱株投資について記事を書きましたので、よろしければ読んでみてくださいね。
★2020.7.6追記:長男が投資を始めました。
★2020.7.18追記:
投資に関するおすすめの情報源について記事を書きました。興味のある方はぜひご覧ください!