こんにちは、赤虎です。
今週、非常に重要なイベントがありました。
1月消費者物価指数(CPI)の発表。結果は7.5%(予想7.3%)と40年ぶりの高い数値。これを受けて金利は急騰。10年債の利回りは2%を上に切り、7年債の利回りは10年債を逆転。指数は大きく値を下げました。
完全に市場の様子は変わったと感じます。
2/12にじっちゃまのライブもありました。ストレートに現在の市場の特殊性についてのコメントがあり、利上げ・さらにはQTへの備えをしておくべきとの指摘がありました。
インフレ高進、ウクライナ情勢の更なる緊迫、金利急騰、逆イールドの可能性、全て受け止めると、ここはポートフォリオを集中させるべき時と感じています。
すぐに動く必要があると思い、CPI発表直後の市場でエネルギー株、コモディティ以外の個別株を全て払い、個別はエネルギーに集中させました。
引き続き、注意深く市場環境を見守っていきます。
それでは今週の振り返りです。
今週のニュースとマーケット
今週のMy銘柄関連ニュース
【DBA、エネルギーセクター】ウクライナ情勢更に緊迫
ウクライナ情勢は更に緊迫の度を増しています。
エネルギー、コモディティ、金(ゴールド)セクターは大きく上昇しています。
◆ウクライナ緊迫
サリバン米大統領補佐官は11日、ロシアのウクライナ侵攻が「いつ始まってもおかしくない」「脅威は迫っている」と指摘。空爆で民間人が犠牲になる可能性も。ウクライナに滞在の米国人に48時間以内の退避を促す。金融市場動揺→米株が急落— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) February 11, 2022
【DBA、エネルギーセクター】コモディティ価格が上昇
コモディティの価格が上昇しています。
◆1年で46%上昇
・国際商品の総合指数(CRB)の前年比の上昇率が遡れる95年以降で最大に
・需要増 & 供給懸念(脱炭素・ウクライナ…)で
・インフレ加速・長期化も
・食品など必需品も値上がり
→ 社会不安が強まる国も▽日経 https://t.co/3GSlIEZhH2 pic.twitter.com/wjDQowkgGt
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) February 9, 2022
今週のじっちゃま
2/6、2/12にLiveがありました。
タイトルは「雇用統計とインフレのことなど(2/6)」、「消費者物価指数と政策金利について(2/12)」。
2度のライブに共通していたメッセージは「石油株買えよ」と「現在の市場はめったにない特殊な環境だ」ゆえに「素直になれよ」ということ。つまり、立ち位置によっては「非常にリスキー」にもなるし、「千載一遇のチャンス」にもなる可能性がある、どちらにも振れる可能性があるということ。
ここは、勝てる立ち位置に立ちたい。
じっちゃまの表現を借りれば、「パーティーに参加したい」
と思ったら、個別株PFが全部エネルギー&コモディティになっていました。
また、2/11には楽天証券セミナーも開催されています。
全て、必見です。(2/6のライブは音声悪くて難儀しましたが)
今週の後藤さん
今週の後藤さん(@goto_nikkei)は、ウクライナ情勢の1枚解説から。
こんなにシンプルに、わかりやすくまとまっているウクライナ情勢の説明記事は初めて見ました。
【1枚 解説】
ウクライナ情勢が緊迫度を増しています。そもそもの構図をどなたにも読みやすいように1枚で簡潔にまとめてみました。1分くらいで読めます。外交にとどまらず、金融市場も大きく揺らしている大きなテーマ。インフレ加速で世界経済に打撃を与えるおそれもあります pic.twitter.com/SSmidrmQhW— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) February 12, 2022
続いて、逆イールドについての解説記事。じっちゃまもライブの中で、「非常に重要なポイントでこの記事は必読」とコメントしていました。
◆逆イールド
きのうのツイート(一番下に引用)への反響が大きかったので補足です。逆イールドが景気後退のシグナルとなっていることがわかる長期チャート。いまは2年1.5%程度、10年1.9%程度。まだ距離がありますが、注意が必要です。さらに接近してくれば、その意味合いなどもう少し丁寧に解説します https://t.co/jWaLRuRjOy pic.twitter.com/Jyawrmkkg3— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) February 11, 2022
CPIの速報。
40年ぶりの高水準(7.5%)であるにもかかわらず、政策金利は過去最低水準とあり得ない状況が続いています。
【速報】🇺🇸CPI(消費者物価指数)
アメリカのインフレはなかなか収まりません。今晩のマーケットの反応は読みづらいですが、FRBの利上げ動向含め、当面の大きなテーマであることはかわりませんよい連休を pic.twitter.com/S8rmzuyHai
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) February 10, 2022
プレビューと合わせて読むと理解が深まります。
◆今晩CPI
日本時間22:30に1月の🇺🇸CPI(消費者物価)が発表されます。市場予想は7.3%と、さらに加速し40年ぶりの伸びとなる見通し。強いインフレなら3月のFRBの利上げ幅が0.50%になるとの観測も強まりそうです▽現時点の市場の3月利上げ織り込み
「0.25%利上げ」:確率75%
「0.50%利上げ」:確率25% pic.twitter.com/quRjURZn1e— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) February 9, 2022
今週のマーケット
今週のS&P500全体のヒートマップ(週間パフォーマンス)。
先週に比較して赤い部分が増えました。
エネルギー株が強い、旅行株・航空株・ホテル株も強い。ウクライナ情勢で防衛株も強かった。インフレヘッジ&有事の金、も強かった。
そんな感じでしょうか。
◆今週(2/7~2/11)週間変化率
◆先週(1/31~2/4)週間変化率
長期金利・株価指数の推移
長期金利、及び主要株価指数の推移【2/4終値⇒2/11終値】
長期金利は一時2%を超えましたが、最終的には1.9%台。
VIXは先々週の水準で終わりましたが、こちらも変動の激しい1週間。
指数はダウ、S&P500、ナスダック100はそれぞれ大きく下げ。
ラッセル2000だけが上昇しています。
米国株ポートフォリオの週間記録
個別株PFは完全にエネルギーに全振り。
唯一DBA(農産物のETF)はそのままホールドです。
米国株PFの全体推移
年初来で±0%に戻りました。
ここから、再スタートです。
今週末時点でのポートフォリオ
- 今週のポジション増
AR、SLB、HES、RIG、VDE、PBR、DBA - 今週のポジション減
DOW、RPRX、VRTX、DAL、CCL
エネルギー株は乗った直後から利が乗りました。まずは素直に良かったです。
どこまでを1回転とするかは経験がないので、自分で考えながら試行錯誤をしていきたいと思います。
米国株PFの銘柄別・セクター別シェア
今週末の銘柄別・セクター別のシェアは上図の通りとなりました。
まずはこの形で様子を見たいと思います。ゴールド(金鉱株)を追加することも考えましたが、複数のデータをウォッチすることになり、集中できない気がしたのでやめました。まずは原油と天然ガス周辺のデータをしっかりウォッチしていきます。
短期枠のキャッシュ割合(Cash/株式+ETF※積み立て部分を除く)は33%です。
まとめ&今週のつぶやき
今週は自分としては大きな決断をしたと思います。
今までは、「分散はするべき」と思っていましたが、今の市況を自分なりに見て、ここは集中すべき時と感じました。
見立てが違っていたら、またやり直すだけです。
大きなロットを動かすことが必要な機関投資家と違って、私のような弱小個人投資家は「売り買いが自由にできる」ことも強みの一つ。(ロットが大きすぎて)「売れない」「買えない」なんてことはまず起きないわけですから、大きく下げて見通しが悪くなったら「売ればいい」し、別のセクターが動意づいたら「そっちに乗り換えればいい」んですから。
まずは、「「旬のもの」に集中したほうが今年は結果が良さそう」だというじっちゃまの言葉を信じて、取り組んでいきたいと思います。
&投資は自己責任でお願いします!
ではまた(-ω-)/
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