こんにちは、赤虎です。
今週は月曜日にいきなり中国恒大集団のデフォルト不安で市場のボラティリティが一気に上がって波乱のスタートとなりました。
そんな中、今週最大のイベントはFOMC。
結論としては、従来の方針から大きな修正は無くマーケットは淡々と受け止めたという形になりました。
- 「経済は雇用の最大化と物価の安定という2つの目標に向けて進捗があった」
- 「買い入れ額を減らすことは正当化できる」
- 「来年半ばまでにテーパーは完了する」
- 「量的緩和政策の利用価値は賞味期間が過ぎた」
- 「利上げに際してはテーパーの決断よりももっと厳格なハードルをクリアする必要がある」
これを受けて、株式の市場は値を戻す展開となり指数も先週大きく下げた分を半分程度戻した形となりました。
しかし、上向きになった株価指数の裏で、長期金利はじりじりと上がってきています。
今週最後の取引となった9/24(金)の終値は1.454と、FOMC後の2日間で11.5%一気に跳ね上がった形になっています。
来週の波乱も予感させるような、そんな1週間の締めとなりました。
さて、今週の振り返りです。
今週のニュースとマーケット
今週のMy銘柄関連ニュース
【CCL】カーニバル決算発表(9/24)
9/24にカーニバル(ティッカーシンボル:CCL)の2021年度第3四半期決算発表がありました。
クレディスイスのアナリストが目標株価を$40(9/24終値は$25.44)としたというニュースもあり、カーニバルの株価は下値を切り上げながら100日線を上抜けして非常に良さそうな形に見えます。
【BTC・ETH】中国が仮想通貨を全面禁止のニュース(9/24)
My銘柄ではありませんが、衝撃のニュースだったので備忘までにメモしておきます。
デジタル人民元を進めたい中国としては、ここまでやらないといけないのか・・・。
今週のじっちゃま
今週は9/20(月)にじっちゃまLiveがありました。
今回のLiveのタイトルは「ミンスキー・モーメントについて」でした。
◆ミンスキー・モーメント(ミンスキーの瞬間)
投資家が投機によって生じた債務スパイラルによりキャッシュフロー問題を抱えるポイント。どのカウンターパーティー(金融取引参加者)も事前につけられた高い提示額に対して値をつけることができず、大きな株の投げ売りが始まる。その結果、市場決済資産価格の突然かつ急激な崩壊、市場流動性における急激な落ち込みが発生する。~Wikipediaより引用~
現在は、中国恒大集団の問題だけでなく、消費のスローダウンや企業業績の急速な悪化のリスク、テーパリングと長期金利の上昇、増税問題、連邦債務上限の引き上げ問題、そして中国での仮想通貨全面禁止のニュースなど、不安定なことがたくさんあり、しっかりと状況を見極めるべき局面との相場観が示されました。
ばっちゃま(@jicchamatome)のツイート引用させていただきます。
いつもありがとうございます。
👴YouTubeサマリー(9/20)
– 中国: 恒大集団問題+コロナで消費スローダウンで見通し不透明
– 不安要素: ①米国企業の業績は(変化率で)ピークをつけた ②テーパリングやるなら長期金利が上昇するリスク ③連邦債務上限の引き上げ問題 ④増税問題 ⑤中国問題など.. 右を見ても左を見ても不安材料— ばっちゃまの米国株🇺🇸👵🏻 (@jicchamatome) September 20, 2021
今週の後藤さん
後藤さん(@goto_nikkei)の今週のツイート。
いつもありがとうございます。
また、後藤さんが今週米国駐在から帰国されて今後は日本からの情報発信となるとのこと。引き続きよろしくお願いいたします_(_^_)_
初めにFOMCのまとめツイート。
FOMCプレビュー、日経電子版記事のリンクと合わせて確認するとより理解が深まります。
◆FOMCまとめ
FOMCのザックリまとめです。時間優先でつくっております
NYからのFOMCカバーは今回が最後。あしたのフライトで東京に帰ります。帰国後もFOMCは可能な限り、しっかりと発信していこうと思っています。引き続きよろしくお願いします🙇♂️ pic.twitter.com/Ud1TyjGudA— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) September 22, 2021
◆きょうはFOMC
日本時間AM3:00に結果公表です。日曜にツイートしたプレビューを再掲しておきます。「FOMCって?」という補足も後ろにあります。今週はEvergrande危機で市場が不安定になっています。このことへのパウエル議長の認識も注目されます。今回も会見内容など速報する予定です pic.twitter.com/RXwqDUsk2H— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) September 22, 2021
中国恒大集団のデフォルトリスクのニュースによる市場の急落について。一旦は収まった感に見えますが、今後も多くの利払いの機会が到来します。
◆世界連鎖株安
・中国不動産Evergrandeの経営危機への不安
・金融システムを揺るがしかねない「テールリスク(可能性は低いが起これば一大事)」に投資家が警戒
・ダウは一時1000ドル安迫る
→ 夕方にやや戻し614ドル安
・連休明けの日経平均も急落の公算
・原油・銅・Bitcoinなど全面リスクオフ pic.twitter.com/6KbenFWcv4— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) September 20, 2021
今週のマーケット
S&P500全体のヒートマップ(週間パフォーマンス)は、金利の上昇を受けて左下の金融セクターが好調です。
右サイドのクルーズ株含む旅行関連、エネルギー、航空株などが鮮やかなグリーンとなっています。
長期金利・株価指数の推移
今週の長期金利、及び主要株価指数の推移【3週前(9/3)⇒今週末(9/24)終値】
指数は週間では大きく上下しましたが、終わってみればナスダック以外は若干のプラスで終わりました。長期金利は1.4%台半ばまで上昇。VIXは一時25ポイントを超えるところまで上がりましたが、こちらも週の終わりには安定域に戻ってきました。
やはり長期金利が気になります。。。
長期金利が上昇しているのに、株価が上がっているという景色にも違和感を感じざるを得ません。。。(´・ω・)
米国株ポートフォリオの週間記録
- 個別株PF増減:+0.25%
- 個別株買い:UAL新規IN
- 個別株売り:無し
米国株PFの全体推移
PF全体では年初来で+50.39%(前週末比:-0.11%)となりました(追加資金入金額込み)。
年初来の利回り(新規入金額を除いたPF増減率)は、+20.49%(前週末比:-0.11%)となりました。
米国株PFの資産割合
引き続き、キャッシュポジションは多めキープです。
- コア資産=安定株(GAFAM+RPRX)+インデックス(投資信託+ETF)+キャッシュ
- サテライト資産=上記以外の株式+暗号資産(BTC、ETH)
基本的には「コア:サテライト」の比率を「70:30」くらいに維持したいという考えです。
米国株PFの個別銘柄
今週はクルーズ株が大きく値を上げ、一気に含み益が2ケタに乗ってきました。
また、金曜日になってチャートの形がとても良い感じになっており、アフターコロナに期待が持てそうな航空株の中で、最も上値余地がありそうなユナイテッド・エアラインズ(ティッカー:UAL)に少しINしました。(調整のリスクも考えて、逆指値を入れています)
◆UALチャート:
上段:日足チャート
下段:週足チャート(下部はSP500指数との相関係数)
まとめ&今週のつぶやき
今週は一旦の調整から、見た目少し上方向へ楽観的な空気が流れたように感じられる週後半でしたが、やっぱり長期金利が気になってしまいます。
引き続き、警戒を緩めずに9月の最終週に臨みたいと思います。
&投資は自己責任でお願いします!
ではまた(-ω-)/
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