株式投資的雑記

2021年は新興国経済の成長に期待!楽天証券で買える新興国関連ETFまとめ【中国・インド・インドネシア】

新興国投資タイトル

こんにちは、赤虎です。

 

EVとクリーンエネルギー(再生可能エネルギー:再エネ)銘柄を中心とした米国株・中国株投資と、太陽光発電投資を実践しています。

 

2020年はコロナショックで3月に株価が暴落し、その後急回復とアップダウンの激しい一年でした。あと10日ほどで激動の2020年も終わり、2021年が始まります。

 

2021年はどんな年になるのでしょうか。

 

IMFの見通し(2020年10月)では、2021年は新興国の経済成長が世界平均を上回ることが報告されています。

 

世界経済見通し(WEO)による最新の成長率予測

(実質GDP、年間増減率、%)2019年2020年(予測)2021年(予測)
世界全体GDP2.8-4.45.2
先進国・地域全体1.7-5.83.9
米国2.2-4.33.1
ユーロ圏1.3-8.35.2
 ドイツ0.6-6.04.2
 フランス1.5-9.86.0
 イタリア0.3-10.65.2
 スペイン2.0-12.87.2
日本0.7-5.32.3
イギリス1.5-9.85.9
カナダ1.7-3.83.6
新興国全体3.7-3.36.0
アジアの新興国全体5.5-1.78.0
 中国6.11.98.2
 インド4.2-10.38.8
 インドネシア5.0-1.56.1
ヨーロッパの新興国全体2.1-4.63.9
ラテンアメリカ・カリブ諸国0.0-8.13.6
中東・中央アジア1.4-4.13.0

出典:IMFのデータ(IMF世界経済見通し・2020年10月)から作成

 

また、中長期の成長トレンドについて、PwCの調査レポート「2050年の世界」では、以下のようにまとめられています。

  • 2042年までに世界経済の規模は倍増
  • 中国はすでに購買力平価(PPP)ベースのGDPが米国を抜き世界最大の経済大国に
  • 2050年までにインドは米国を抜き世界第2位、インドネシアは第4位の経済大国となり、日本、ドイツなどの先進国を抜く
  • 2050年までに主要経済大国7カ国のうち6カ国は新興国が占める

 

赤虎
赤虎
このレポート、本当に興味深いので「新興国投資」に興味のある方はぜひ読んでみてくださいね!

 

 

今回の記事では、新興国へ投資する場合の楽天証券で買えるおすすめの投資信託と、米国株ETFについて私が情報収集したものを整理してまとめました。

 

新興国投資を検討している方の銘柄選びの参考になれば幸いです。

 

赤虎
赤虎
では、行ってみよー(‘ω’)ノ

 

新興国市場に投資する投資信託、米国株ETF

新興国市場全体に幅広く投資する投資信託、米国株ETFを紹介します。

 

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス【三菱UFJ国際投信】

手数料の低さとパフォーマンスで長期投資に最適な三菱UFJ投信のeMAXIS Slimシリーズの中で、新興国市場を広く投資対象とした投資信託です。

MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動した投資成果を目指します。

 

2020年11月末現在の投資対象上位5か国は中国(40.72%)、韓国(11.83%)、台湾(12.76%)、インド(8.09%)、ブラジル(4.97%)で全体の約78%となっており、特に中国の比率が高くなっています。

組み入れ上位銘柄に関しては以下の通りとなっています。

 

銘柄セクター組入比%
1ALIBABA GROUP HOLDING-SP ADR小売中国6.95
2TENCENT HOLDINGS LTDメディア中国5.85
3TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC半導体台湾5.84
4SAMSUNG ELECTRONICS CO LTD電子機器韓国4.05
5MEITUAN B小売中国1.87
6NASPERS LTD-N SHS小売南アフリカ1.24
7CHINA CONSTRUCTION BK H銀行中国1.06
8RELIANCE INDUSTRIES LTDエネルギーインド1.04
9JD.COM ADR小売中国1.02
10PING AN INSURANCE H銀行中国0.98
上位10銘柄の合計29.9

出典:MSCI

 

名称eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
運用(委託)会社三菱UFJ国際投信
基準価額
(2020年12月18日)
11,790円
純資産額446.14億円
管理費用
(含む信託報酬)
0.187%

 

 

バンガードFTSEエマージング・マーケッツETF(VWO)

VTI、VTなど人気のETFを多数運用するバンガード社の新興国株式ETFです。

2020年11月末現在の投資対象上位5か国は中国(43.9%)、韓国(16.1%)、インド(10.3%)、ブラジル(5.6%)、南アフリカ(3.9%)で全体の約80%となっており、特に中国の比率が高くなっています。

組み入れ上位銘柄に関しては以下の通りとなっています。組み入れ上位10銘柄で全体の26.2%となっています。

銘柄セクター
1Alibaba Group Holding Ltd.小売中国
2Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd半導体台湾
3Tencent Holdings Ltd.メディア中国
4Meituan小売中国
5Naspers Ltd.小売南アフリカ
6Reliance Industries Ltd.エネルギーインド
7JD.com Inc.小売中国
8Ping An Insurance Group Co. of China Ltd.保険中国
9China Construction Bank Corp.銀行中国
10Industrial & Commercial Bank of China Ltd.銀行中国

出典:Vanguard

 

ETF名称Vanguard FTSE Emerging Markets ETF
市場NYSE(ティッカー:VWO)
ホームページhttps://investor.vanguard.com/etf/profile/portfolio/vwo
2020年12月18日終値$50.03
年初来リターン12.50%

データ:Vanguard(2020年12月18日現在)

 

 

中国に投資する米国株ETF

中国は2021年7月に共産党結党100周年を迎えます。

2049年の建国100周年と合わせて、中国共産党が「2つの100年」として重視している節目の年の一つが2021年です。

 

コロナ禍からの急速な回復により、中国は世界で唯一2020年の経済成長率がプラス(1.9%)となるとみられており、2021年も引き続き力強く成長することが見込まれています。

特に、環境問題、脱炭素社会への変化に関しては習近平政権が強くコミットしており、EVや再生可能エネルギーといった分野を中心に大きな成長が見込まれます。

 

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iシェアーズ中国大型株ETF(FXI)

ブラックロックが運用する中国大型株50銘柄に分散投資するETFです。

主な構成銘柄は、金融、石油・ガス、テクノロジー、電気通信セクターなどの企業です。

組み入れ上位銘柄に関しては以下の通りとなっています。

銘柄組入比%
1MEITUAN9.57
2TENCENT HOLDINGS LTD9.21
3CHINA CONSTRUCTION BANK CORP H8.68
4PING AN INSURANCE (GROUP) CO OF CH5.3
5ALIBABA GROUP HOLDING LTD5.27
6XIAOMI CORP5.23
7WUXI BIOLOGICS CAYMAN -NEW INC N14.5
8INDUSTRIAL AND COMMERCIAL BANK OF4.4
9CHINA MERCHANTS BANK LTD H3.36
10BANK OF CHINA LTD H3.35

出典:ブラックロック(2020年12月17日)

 

ETF名称iシェアーズ中国大型株ETF(ISHARES TRUST CHINA LARGE-CAP ETF)
市場NYSE(ティッカー:FXI)
ホームページhttps://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239536/ishares-china-large-cap-etf
2020年12月18日終値$45.74
年初来リターン7.33%

データ:Bloomberg(2020年12月18日現在)

 

 

インドに投資する米国株ETF

インドはここ数年、医薬品の原料やITの分野で急速に成長をしてきました。

しかしながら諸外国と同様に、コロナ禍によるロックダウンが大きく影響し、成長率が4-6月期は前年同期比▲23.9%、7-9月期は▲7.5%と2期連続のマイナス成長となり、景気後退局面に入ったと報告されています。(ニッセイ基礎研究所レポートより引用)

 

しかしながら長期的な視点に立った時のインドの経済成長率は中国を超えるとも言われており、世界経済フォーラム(WEF)の2月のレポートでは、2019年から2035年の間にGDPが最も成長する都市の上位10位は全てインドの都市で独占されました。

インドの消費市場は2030年までに6兆US$規模にまで成長すると予想されています。

 

https://masa82.com/azure-power

 

ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)

ウィズダムツリーが運用する世界初のインド株のETF。インドの大型株から小型株まで幅広く、300銘柄以上に分散投資するETFです。

利益額の大きい企業により多く投資を行う仕組みを採用しています。

組み入れ上位銘柄に関しては以下の通りとなっています。

 

銘柄組入比%
1HDFC8.94
2インフォシス6.94
3リライアンス・インダストリーズ6.09
4タタ・コンサルタンシーサービシズ3.89
5ICICI銀行2.94
6ラーセン&トゥブロ2.35
7HCLテクノロジー2.12
8ナショナル・サーマルパワー2.07
9コタック・マヒンドラ銀行2.05
10パワーグリッドコーポレーションオブインディア1.98

 

 

ETF名称ウィズダムツリー インド株収益ファンド(WISDOMTREE TRUST INDIA EARNINGS FUND)
市場NYSE(ティッカー:EPI)
ホームページhttps://www.wisdomtree.com/etfs/equity/epi
2020年12月18日終値$28.76
年初来リターン16.72%

データ:Bloomberg(2020年12月20日現在)

 

 

インドネシアに投資する米国株ETF

2020年現在、インドネシアの人口は2.7億人で、世界第3位となっています。2040年に3.2億人、2050には3.3億人と、今後アジアの中でその存在感を増していくことは容易に想像できます。(参考:Population Pyramid.net

 

■世界各国の人口順リスト(出典:Population Pylamid

順位2020年2030年2040年2050年
1中国インドインドインド
2インド中国中国中国
3米国米国米国ナイジェリア
4インドネシアインドネシアナイジェリア米国
5パキスタンナイジェリアインドネシアパキスタン
6ブラジルパキスタンパキスタンインドネシア
7ナイジェリアブラジルブラジルブラジル
8バングラデシュバングラデシュバングラデシュエチオピア
9ロシアエチオピアエチオピアバングラデシュ
10メキシコロシアメキシコエジプト

 

足元の経済成長はインドと同様にコロナ禍の影響を受けて2期連続のマイナス成長となっていますが、2021年の第2四半期、第3四半期には少なくとも5%台の回復フェーズに入ると予測されています。

 

 

 iシェアーズ MSCI インドネシア ETF(EIDO)

ブラックロックが運用するインドネシア株式全般に分散投資するETFです。

組み入れ上位銘柄に関しては以下の通りとなっています。

銘柄組入比%
1バンク・セントラル・アジア16.94
2バンク・ラヤット・インドネシア11.58
3テルコム・インドネシア8.05
4アストラ・インターナショナル5.45
5バンク・マンディリ4.27
6ユニリーバ・インドネシア3.36
7バンクネガラインインドネシア2.99
8チャルーン・ポーカパン・インドネシア2.96
9セメン・インドネシア2.29
10バリト・パシフィック2.09

 

 

ETF名称iシェアーズ MSCI インドネシア ETF(ISHARES MSCI INDONESIA ETF)
市場NYSE(ティッカー:EIDO)
ホームページhttps://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239661/ishares-msci-indonesia-etf
2020年12月18日終値$23.96
年初来リターン-5.00%

データ:Bloomberg(2020年12月18日現在)

 

 

まとめ:新興国には夢がある

今回の記事では、新興国についての現状を整理し、代表的な投資対象についてまとめました。

 

2021年のコロナ後の世界経済がどうなるか、まだよく見通せない状態ですが新興国の人口が今後数十年にわたって増加していくことはおそらく「約束された未来」だと思います。

 

新興国がパワフルに、世界を引っ張っていくような未来が現実になるかもしれません。

そう考えて、私も少し新興国への投資に興味を持っています。

 

未来への投資に取り組む皆さんの参考になれば幸いです。

 

赤虎
赤虎
最後まで読んでいただきありがとうございました!

&投資は自己責任でお願いします!

 

ではまた(-ω-)/

 

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赤虎めだか
こんにちは。【赤虎めだか】です。 よろしくお願いします。 ・アラフィフ(男) ・うお座のB型 ・職業:BPMコンサルタント ・副業で太陽光発電所を2基 ・VTIをコアに株式投資を実践 ・米国株、香港株、日本株に投資 ・リチウム、銅、クリーンエネルギーなどに興味あり ・趣味はめだかのブリーディングと観葉植物、焼き物(食器)集め