こんにちは、赤虎です。
だんだん暖かくなってきて、いよいよ今年もめだかシーズンの幕開けですね!
今回は、今年からめだかの飼育を始めてみよう!という人向けに、めだか飼育のはじめ方とおすすめの飼育容器について紹介します。
私は3年ほど前から本格的にめだかの飼育を始めました。
初めは飼育水の作り方もわからずに高級めだかを★にしてしまったり、すぐに水質を悪化させてめだかを★にしてしまったりと、なかなかうまく行かない時期もありました。
この記事では、私がさんざん試行錯誤をした経験を踏まえて、初心者にもおすすめの飼育環境の作り方について紹介します。
この記事を読めば不要なコストをかけずに、めだか飼育を始められる知識が身につきます。
ぜひ、最後まで読んで下さいね!
めだかの飼育環境は外が最適です
めだかは基本的に外で飼うのがおすすめです。
なぜなら、めだかの健康には太陽光が大事だからです。
めだかは太陽の光に当たると丈夫に育ちますし、色も濃くなって見た目も良くなります。
家の中で健康にめだかを育てるのはなかなか難易度が高いですし、室内で飼うときにはエアレーション(いわゆるブクブクですね)が必要になります。
反対に外で飼う場合は、自然の風によって水面が波立つため、自然に酸素が水の中に供給されるので、積極的にブクブクで空気を入れる必要はありません。
めだかの飼育環境に必要なもの
めだかを飼育する時に最低限必要なものは「めだか(生体)」「飼育容器」「エサ」「飼育水」です。
それ以外のものは無くても大丈夫ですが、あると便利なものをまとめました。
めだかの数は1リットルに1匹くらいで
飼い始めのころのめだかの生体の数は、だいたい水1リットルに対して1匹を目安に数を決めると良いと思います。
注意点としては、あとでおすすめするNVBOXなどの容器を飼育容器に使うときには、例えば13リットルの容器であっても、実際の水量は7割〜8割程度になりますので、10匹くらいで飼育するのが良いですね。
めだかは暖かくなって、オス、メスがバランス良く入っていればかなりの確率で繁殖しますので、飼育するときには種類ごとに分けて飼育すると良いと思います。
私の住んでいる地域でも、めだかのブリーディングや販売をしているところがたくさんあります。
最近では、道の駅や農協の直売所などでも品種改良めだかを売っている場合もあり、相場よりも安く手に入ることもあるので、ドライブがてら出かけてみるのも楽しいですね。
飼育容器
飼育容器はなんでも良いといえばそれまでなんですが、めだかの飼育を始めるとどんどん飼育容器が増えていきますので、可能な限り飼育容器のサイズと形を合わせて増やすほうが良いと思います。
私のまわりでも、めだかの飼育を始めた仲間が何人もいますが、もれなく数が増えていますので、これは宿命みたいなものかもしれません。
実際は、めだかが子供を産んで増えるので、稚魚用の入れ物を用意してあげる必要があること(めだかは子供が生まれたら親魚から離してあげないと親が子を食べてしまう)や、もれなく違った種類のめだかを飼ってみたくなることが理由なのですが。
私のおすすめは、ホームセンターで売っているNVBOXという四角いプラスチックボックスです。
強度もあって、大きさも13リットルと22リットルの2種類あってスペースの広さによって選べますし、値段も(近所のカインズホームの場合)300円以下で買えるのでとてもリーズナブルです。
100均でも同じような形のケースは手に入りますが、色々使ってみた結果、100均のものは耐久性に難があったり、素材が柔らかいために水を入れると形が変わってしまって、持ち運びがしにくかったりしたので、こちらをおすすめしたいと思います。
ちなみに、このNVBOXには「ブラック」と「クリア(半透明)」の2種類がありますが、メダカの飼育には「ブラック」がおすすめです。
めだかは保護色の能力を持っており、白い入れ物に入れて飼育するとせっかくのめだかの色が消えてしまいます。
黒い容器に入れて飼育するときれいに発色するのでおすすめです。「色揚げ効果」と言われます。
また、めだかの保護色能力は光がないと発揮できません。太陽の光のもとで育ててあげると健康で美しいめだかに育ててあげることができますので、めだかは外で飼いましょう。
卵の管理には、透明の虫カゴが便利です。中が見やすいですし卵にカビが生えてしまったりしたときも見つけやすく、すぐに取り出せます。稚魚の分別・育成には小さいうちは透明の虫カゴ、少し大きくなったら100均のバケツなどが便利です。安く手に入りますし、持ち運びもし易いです。
また、容器には基本的に「フタ」は不要ですが、秋口(トンボが飛ぶ季節)になったら、園芸用のネットを被せてあげると良いと思います。
トンボの子供である「ヤゴ」はめだかを食べてしまう天敵だからです。
「なんか数が少ないなぁー」と思ったら、飼育容器の中で「ヤゴ」が大量発生していた、なんてこともありますのでトンボが飛ぶ季節になったら、ネット(ホームセンターや100均でも売ってます)をかぶせてあげましょう。
エサ
めだかのエサは、粉末状のものと、活餌がよく使われます。
基本的には粉末状のエサが使いやすく栄養のバランスも取れていて良いと思います。
あまりエサをあげすぎると水が汚れる原因になりますので、見ている間に食べきるくらいの量を1日に数回、あげるようにしましょう。
稚魚の場合は稚魚用の粉末エサを使うか、成魚用のものを指先でつぶしてあげてください。
暖かくなる4月以降は、エサの回数を増やしてあげると繁殖の時期にたくさんの卵を採ることができます。
その場合も一度にたくさんの餌を入れるのではなく、少しづつ回数を分けてあげるのが良いでしょう。
活餌には、代表的なものに「ミジンコ(タマミジンコ)」と「ゾウリムシ」があります。
タマミジンコは成魚向き、ゾウリムシは稚魚にあげるとすくすく健康に育ってくれます。
活餌の良い点は、水を汚さないということと、自宅で増やすことができるということです。
ミジンコやゾウリムシの自家繁殖の方法は、ググったりYoutubeで検索すると詳しく紹介されていますので興味のある方は検索してみてください。
また、旅行などでエサをあげられないような時の秘密兵器が「ミジンコウキクサ」です。
これはメダカのエサにもなる水草で、水草ですので水も汚しませんし、長い間家を空けるときに飼育容器に入れておくと安心ですね。
飼育水
めだかの水作りは、春や夏なら汲み置きの水道水を日光に半日〜1日くらい当てておけばカルキが抜けて飼育水として使えるようになります。
時間のないときや日が出ていないときなどは市販のカルキ抜き剤を入れてあげると良いでしょう。
底材
底材はあってもなくても良いです。
ただ、底材があったほうが底材にバクテリアが繁殖するので飼育水をきれいに保ってくれるので水換えの頻度を減らすことができます。
私のおすすめは、100均のザルや、穴の空いたアクセサリーケースなどに、園芸用の赤玉土を入れて沈めてあげるやり方です。
飼育容器に直に赤玉土を入れてしまうと掃除をする時に間にフンなどのゴミが入ってしまったり、水の濁りがなかなか取れなかったりして大変です。
ザルに入れて沈めてあげることで、掃除のときには取り出して底全体を網ですくって汚れを取り、その後に底材を戻してあげる、というような掃除の仕方もできるので、手間を省けます。
色々な高価な底砂も売っていますが、赤玉土は安く手に入れることができますし使い勝手も良いのでおすすめです。
赤玉土には小粒、中粒、大粒など数種類ありますが、中粒くらいが使いやすいと思います。飼育容器に入れる前には軽く洗っておきましょう。
また、しばらく飼育容器に入れてあった赤玉土を水道水で洗うのは厳禁です。
せっかく定着したバクテリアが死んでしまいますので、汚れが気になって洗いたいときには飼育水で流してあげましょう。
採卵する、繁殖することを第一に考えるときには、底材は使わないほうが手入れがしやすいです。採卵器等を使っても底に卵が落ちますので、底材がないほうが扱いやすいです。
水草
水草にはいろいろな種類があります。
代表的なものは「ホテイアオイ」「マツモ」「カボンバ」「アナカリス」などですが、私は「ホテイアオイ」と「マツモ」をおすすめします。
ホテイアオイは浮草で、繁殖期にはめだかが卵を産み付ける場所にもなりますし、丈夫ですのでおすすめです。
「マツモ」は浮遊性の植物で、根を張らない水草です。シュッとした形で夏も涼しげな雰囲気にしてくれます。
「ホテイアオイ」も「マツモ」も、手に入りやすく、値段も安いです。
最近では、見た目も楽しい色々な水草が売っていますので、めだかの飼育容器にお気に入りの水草をアレンジするのも楽しいですね。
その他小物
その他、あったらいいなという小物はたくさんありますが、やってみてよかったのは自作の選別網と採卵器(産卵床)です。
選別網は、100均の油をこす網の金枠と洗濯ネット、タコ糸で制作し、採卵器は100均のナイロンたわしと(100均セリアの)プールスティックで自作しました。
採卵器(産卵床)は市販のものを買うと4つで1000円くらいしますが、自作すると500円も出せば同等のものが使い切れないくらい作れます。
作り方は「めだか&産卵床&自作」などで検索すると詳しく出てきますので参考にしてみてください。
めだかのシーズン到来です
めだかの飼育は本当に楽しいです。
めだかは日本の気候によく合った魚なので、基本的にはほとんど手がかからないですし、今は見た目も楽しいめだかがたくさん開発されているので、好みのめだかを集める楽しさもあります。
いよいよ今年もめだかシーズンの始まりです。
是非一度、めだかを見に行ってみてください。
上目遣いのめだかが、きっとあなたを待っていますよ!