こんにちは、赤虎です。
新型コロナウィルスの影響で、企業規模の大小を問わず、在宅勤務やテレワークが本格的に導入されるようになってきました。
パーソル総合研究所(東京都千代田区、渋谷和久社長)は、新型コロナウイルスによるテレワークへの影響調査をまとめた。全国の正社員2万1448人を対象に調査した結果、テレワーク(在宅勤務)実施率は13・2%(推計360万人)で、このうち現在の会社で初めてテレワークを実施したと答えた割合は半数近い47・8%に上った。
ーパーソル研究所調査より引用
しかしながら、在宅勤務やテレワークという環境変化への戸惑いもあり、
「在宅勤務での成果はきちんと評価されるだろうか」
「テレワーク環境でオフィスにいるときと同じような成果が出せるだろうか」
と思っている人も多いと思います。
この記事では、テレワークの成果を正しく評価されるために徹底すべき5つのポイントについて説明します。
■こんな人に読んでほしい
・テレワークでどのように仕事を進めればよいかわからない人
・テレワークでのコミュニケーションに不安がある人
・テレワークでの評価に不安がある人
■こんなことが書いてあります
・テレワークでのコミュニケーションのコツ
・テレワークで成果を出すために心がけるべきこと
・テレワークで正しく評価されるために意識するべきこと
テレワークのメリットとデメリット
大きな注目を集めているテレワークですが、メリットとデメリットを整理してみるとこのようになります。
・通勤時間が無くなり、通勤費等経費が削減される
・ワークライフバランスが向上する(子育て、家事、介護との両立)
・自分の仕事に集中しやすい(働く環境が自由)
・企業イメージ向上、離職率の低下、災害時のリスク分散
・コミュニケーションの頻度と深さが低下する
・オフィスほど業務のインフラが整っていない
・勤務時間とプライベートの境界線があいまいになる
・勤怠管理や業務管理の難易度が上がる
テレワークで成果を出し、評価されるためには、特にテレワークの持つデメリットの部分をどう回避していくかがポイントになります。
テレワークで成果を出し、評価されるためのポイント
テレワークで成果を出し、評価されるためのポイントを以下の5つにまとめました。
- オープンコミュニケーション&クイックレスポンスを徹底する
- 可能な限り仕事に集中できる環境を作る
- 業務に使用するICTツールを完全に理解する
- 事前に適切な期間で測定可能な目標(期待値)を設定する
- スケジュールや業務進捗・成果をこまめに共有する
オープンコミュニケーション&クイックレスポンスを徹底する
個人で仕事をする、というよりも組織で仕事をするというイメージが強い日本の企業では、個人での業務が基本のテレワーク運用には慣れていない場合が多いと思います。
総務省の「社会課題解決のための新たなICTサービス・技術への人々の意識に関する調査研究」によると、テレワーク利用者が感じる不安として同僚、上司、取引先とのコミュニケーションの頻度と深さが低下することへの不安が挙げられています。
評価するマネジメントする側の立場に立ってみると、「社員がサボっていないだろうか」「期待通りの成果が出るだろうか」と実態が見えない不安から疑心暗鬼になることもあるでしょう。
これを避けるためにコミュニケーションを効率化し、業務実態をオープンにするビジネスチャットツールの利用がオススメです。
ステータス管理のマークが自然と在席管理にもなりますし、クイックレスポンスを心がけることで、業務に集中していることをアピールできます。
可能な限り仕事に集中できる環境を作る
テレワークは業務に集中できるメリットもありますが、公私の境界があいまいになるというデメリットもあります。
テレワークできちんと成果を出していくためには、業務時間中は可能な限り家事から離れて仕事に集中できる環境づくりをするべきです。
私もそうしていますが、在宅勤務だからと部屋着のまま仕事をするのではなく、仕事の服装に着替えて仕事に臨みましょう。
突然のWeb会議などにも対応できますね!
業務に使用するICTツールを完全に理解する
先述の総務省の調査では「そもそも必要性を感じないから(42.9%)」を除くとテレワークを利用したくない理由のトップは「パソコン等の機器操作スキルが十分ではないから(22.2%)」となっています。
しかしながら、テレワークはICTツールの活用が前提になっています。
業務で使用するアプリケーションやクラウドサービスの使い方を完全に理解しておかなければ仕事になりません。
これからは、アプリやクラウドサービスを道具として使いこなすことは、電話やFAXを使うのと同じくらい当たり前のことになっていきます。
成果が評価される前にマイナスポイントがつかないように、操作方法や設定方法、トラブルが発生した時の対処手順などは事前にきちんと確認しておきましょう。
事前に適切な期間で測定可能な目標(期待値)を設定する
前の記事でも書きましたが、評価とは「事前の期待」と「実際の成果」のバランスによるものです。
いくら良い成果を出したとしても、「事前の期待」がきちんと定義されていなければ正しく評価されません。
成果が正しく評価されるためには、事前に適切な期間で測定可能な目標(期待値)を設定しておくことが必要です。
スケジュールや業務進捗・成果をこまめに共有する
個人での業務遂行が中心になるテレワークであっても、組織で仕事をする以上は前後の工程や、チームメンバーとの情報共有が欠かせません。
自分の工程がボトルネックにならないように、業務進捗や成果物は必要なメンバーがいつでも確認できる状態にしておきましょう。
クラウドサービスなどを使ってスケジュールを共有しておくのも良いですね。
常にスケジュールを更新して共有するルールにしておけば、Web会議等を開催したい時も、メンバー間で都度スケジュール調整をすることなく、空き時間を確認するだけで会議の設定ができて効率的です。
テレワークの成果を正しく評価されるために
テレワークの成果を正しく評価されるために徹底すべき5つのポイントについて説明しました。
今回説明した5つのポイントは、テレワークに限らず普通にオフィスで仕事をしていくときでも通用する「正しく評価されるためのポイント」と言えます。
5つのポイントを意識して行動することで、変化の時代で頑張る人が正しく評価されますように。
今回はここまで。
ありがとうございました!