こんにちは、赤虎です。
FOMCをパスして少し落ち着きを取り戻したかに見えたマーケット。
再び、今週は出だしから下落基調の1週間となりました。
今週のネガティブなニュースは、米連邦債務問題の拗れとインフレ長期化懸念。
ネットでは、「毎年のことだから極端に不安視する必要はない」「市場に与えるインパクトは大きいので今は動くべきではない」etcetc・・・。バラエティに富んだ意見をたくさん目にしますが、”じっちゃま”は一言。
「今はポジポジするな」と。
基本に立ち返ってみれば、確かにその通り。
市場が嫌うのは”ニュースの良し悪し”ではなく、”不安定さ”そのものです。
そういった意味では、連邦債務上限問題も、中国の問題も片付いてはいませんし、テーパリングについても、インフレについても、何も決まったこと、解決したことが無い今の状態はマーケットが最も嫌う状況と理解しています。
さて、今週の振り返りです。
今週のニュースとマーケット
今週のMy銘柄関連ニュース
【CCL・NCLH・UAL】メルクが新型コロナの経口治療薬の効果を発表(10/1)
米製薬大手のメルクが開発する新型コロナの経口治療薬が、臨床試験で入院と死亡のリスクを50%減少させることが確認できたと発表しました。
メルクはFDAに対して緊急使用許可を「できるだけ早く」申請するとしています。
このニュースを受けて、10/1のマーケットではクルーズ株や航空株などのリア充株が大きく値を上げました。
【UAL】J.P.モルガンが航空株の見通しを上方修正(10/1)
J.P.モルガンが、米国航空株各社の株式にはまだ上値余地があり、次の四半期のガイダンスもコンセンサスを上回る発表がなされると見ていることを発表しました。
記事のポイントは以下の通り。
- フロンティア・グループ・ホールディングス (NASDAQ:ULCC) (ニュートラルからオーバーウェイトに格上げ) 目標株価を$20⇒$22に引き上げ
- サウスウエスト航空(NYSE:LUV)(オーバーウェイトにアップグレード)目標株価を$64⇒$70に引き上げ
- アラスカ・エア・グループ社(NYSE: ALK)のオーバーウェイト評価を維持。目標株価を$94⇒$97に引き上げ
これにより、発表後の市場では上記の銘柄に限らず、航空株全般が大きく値を上げました。
今週のじっちゃま
今週は9/26(日)にじっちゃまLiveがありました。
今回のLiveのタイトルは「FOMCの結果、ステーブルコインに対する規制強化の動きなどについて」でした。
普段のLiveよりも少し長め(約50分)にわたって、FOMCの結果についての解釈と現在の米国株市場を取り巻く顕在・潜在リスクについての解説がありました。
※26分59秒くらいからが解説のまとめのパートです。
ばっちゃま(@jicchamatome)のツイート引用させていただきます。
いつもありがとうございます。
👴YouTubeサマリー(9/27)
– 今ある不安材料: ①企業業績がかなり下がり始めている ②長期金利がかなり上がり始めている ③テーパーがくる(おそらく11月ごろ) ④連邦債務上限引き上げ問題 ⑤中国恒大集団の問題
– リスクリワード: 今はチャンスを逃すリスクとやられるリスクだと後者の方が遥かに大きい— ばっちゃまの米国株🇺🇸👵🏻 (@jicchamatome) September 27, 2021
今週の後藤さん
後藤さん(@goto_nikkei)の今週のツイート。
いつもありがとうございます。
PCE(個人消費支出)物価に関するツイート。
総合指数は大きく上昇。「一時的」とパウエルFRB議長が繰り返してきた高インフレが長期化することが懸念されています。
◆31年ぶり
🇺🇸インフレは4.3%、31年ぶりのインフレ率に。「一時的」だったはずの高インフレは長引く懸念が強まっています。1日の株価への影響は限られたものの投資家の心配事の1つ。要望が多ければ「3分解説」でもう少し詳しくまとめます。ご関心のある方は、いいね・リツイートで反応していただければ pic.twitter.com/MqCikEX4DP— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) October 1, 2021
米連邦債務上限問題とそれに伴う米政府の資金枯渇問題に関するツイート。
【3分で】🇺🇸政府資金が枯渇
金融市場で注目が高まっている米政府の資金枯渇問題。経済大国アメリカでなぜ…。底をつくとどうなるのか…。3分ほどで要点をわかるよう、簡潔にまとめました pic.twitter.com/tiR7iSdBkU— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) September 30, 2021
今週のマーケット
S&P500全体のヒートマップ(週間パフォーマンス)は、金利の上昇を受けて引き続き左下の金融セクターが好調です。
中ほどのエンタメセクター、ポジティブニュースのMRKがグリーン。
右サイドのクルーズ、エネルギー、航空株なども下落基調のマーケットの中で上昇です。
長期金利・株価指数の推移
今週の長期金利、及び主要株価指数の推移【3週前(9/10)⇒今週末(10/1)終値】
指数は3指数ともに大きく下落で終わりました。長期金利は1.4%台半ばで終わりましたが、週半ばでは一時1.560まで大きく跳ねました。VIXも再び25ポイント近辺まで上がりました。
月末であることを差し引いても、引き続き楽観視はできないと感じています。
米国株ポートフォリオの週間記録
- 個別株PF増減:-3.53%
- 個別株買い:EURN新規IN
- 個別株売り:無し
米国株PFの全体推移
PF全体では年初来で+49.46%(前週末比:-0.93%)となりました(追加資金入金額込み)。
年初来の利回り(新規入金額を除いたPF増減率)は、+17.96%(前週末比:-2.53%)となりました。
※月末に年初来利回りとPF全体増減が乖離してしまうのは、月末に当月内の積み立て入金分の資金額をまとめて計上しているため。
米国株PFの資産割合
引き続き、キャッシュポジションは30%以上キープです。
- コア資産=安定株(GAFAM+RPRX)+インデックス(投資信託+ETF)+キャッシュ
- サテライト資産=上記以外の株式+暗号資産(BTC、ETH)
基本的には「コア:サテライト」の比率を「70:30」くらいに維持したいという考えです。
米国株PFの個別銘柄
クルーズ株が下落相場の中でも頑張ってくれています。
航空株も金曜日に大きく値を上げて、再び含み益になってくれました。
今週は、エネルギー株(タンカー)のユーロナブ(ティッカーシンボル:EURN)に新規で少額INしました。
タンカー銘柄をちょうど検討・ウォッチしていたところに、じっちゃまのツイートで同じタンカー銘柄のツァコス・エナジー(ティッカーシンボル:TNP)が紹介され、以前からウォッチしていたEURNに少しだけINしてみたのですが。。。
まさにINしたその日から、
TNPが1週間でおよそ+30%の大暴騰 (@_@)
そっちだったか・・・orz
まぁ、EURNも悪い感じではないので地合いが良さげな間はホールドします!
◆EURNチャート:
上段:日足チャート
下段:週足チャート(下部はSP500指数との相関係数)
◆TNP日足チャート ((+_+))
まとめ&今週のつぶやき
今週も、Up&Downの激しい、疲れる相場でした。
来週以降も来週金曜日の雇用統計を皮切りに、重要なイベントがあります。
10月18日は連邦債務上限問題解決のタイムリミット、10月23日は中国恒大集団の利払い猶予期限と、10月下旬まで不安定さは続きそうです。
その先はどうなるかは神のみぞ知る、ですが・・・。
きっと、我慢の先には「買い場」が待っているはずです(笑)
&投資は自己責任でお願いします!
ではまた(-ω-)/
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