こんにちは、赤虎です。
私は米国株式を中心にインデックス投資を実践しています。
インデックス投資は歴史的にも実績のある投資手法だと言われています。
しかしながら、そのインデックス投資に取り組んでいる方から
という話を耳にすることがあります。
確かに、インデックス投資は
- 決めた投資対象に
- 一定の資産を
- 長期に継続投資する
ことが唯一の戦略・必勝法ですから、
投資対象と資産配分を決めたらあとはやることがありません。
たまに証券会社のページを開いて資産の状況を確認する程度。
むしろ見ると色々やりたくなってしまうので、見ないほうがいい。
とおっしゃる方もいるくらいです。
以前、私自身も同じ状態に陥っていました。
もうちょっと何か、こう、動きたい。
「投資は短期と長期のバランスが大事」と言います。
バフェット太郎さんも「”趣味”の投資に資産の一定割合を入れるのも良し」と言ってます。
赤虎も、ほんの少しだけ、短期投資にチャレンジしています。
今回の記事では、私が短期投資を始めて感じた
「短期投資に必要なスキルとふるまい」について私なりの解釈を書きます。
短期投資を始めてみて感じたこと
短期投資を始めてみて感じたことは、「市場はミーハーだ」ということです。
「ミーハー」という言葉が既に死語かもしれませんが。
ミーハーとは、それまで興味がなかったにもかかわらず、世の中の流行や話題となったスポーツ選手などの動静に、にわかに熱中する者に対しての呼称である。
(Wikipediaより引用)
例えば、こんなことがありました。
ある日、ストップ高になった銘柄がありました。
調べてみると、どうもプレスリリースが出て、
それを好感して株価が爆上げしたと。
そのプレスリリースを見てみたら、別に目新しいことでもない。
ただ、リリース文の中には
「AI」「ロボット」「自動化」「テレワーク」とか、
なんかイマドキっぽい単語がちりばめられていた。
一言で表現すると
「よくわかんないけどなんかすごそう」
な感じ。
それを見て感じたのは、短期だと「なんかすごそう」でも動いちゃうんだってことです。
ゆえに、
短期投資は長期投資とは違うスキルやふるまいが必要になるって感じました。
✔ テクニカル分析・チャートの見方を学ぶ
✔ 自分のターゲットとする領域を決めて、継続してウォッチする
✔ 短期と長期の資産配分を愚直に守る
短期投資に必要なスキルとふるまい
短期投資はミーハーな市場との勝負です。
但し、ミーハーな市場にいるのは今も昔も同じ人間ですから、過去どのようにふるまったかを知ることで、今後の動きを予測することができます。
これが「テクニカル指標」や「シグナル」と言われているものではないか、と私は理解しています。
テクニカル分析・チャートの見方を学ぶ
短期投資をする上で、必要だと思ったことの1つ目は
テクニカル分析・チャートの見方を学ぶ
ということです。
投資の世界でテクニカル指標や、シグナルと言われているものはたくさんあります。
初めは自分で調べて納得できるものをいくつか選んで、
チャートを眺めてみるのが良いですね。
私がテクニカル指標で初めに興味を持ったのはこんな感じです。
- 移動平均線(最初からチャートに出ていたから)
- MACD、RSI(なんとなく腹落ちしたから)
- 一目均衡表(英語でも”ichimoku”と表現されていてなんとなく嬉しかったから)
興味を持ってチャートを見てみると、ただ眺めていた時とは違う景色が見えてきます。
- 三角持ち合い
- カップウィズハンドル
などのチャートの形、
ローソク足の見方など、いろんなものに興味が出てきますし、調べてみると過去の様々な知恵の積み重ねでできてきたものだということが良く理解できます。
テクニカル指標やチャートの見方がわかってくると、未来を「根拠をもとに予想」できるようになります。
結果がどうなったとしても、単なる”勘”や”雰囲気”ではない分析ができるようになるということですので、投資家としてのレベルが一段階上がることになると思います。
自分のターゲットとする領域を決めて、継続的にウォッチする
短期投資をする上で、必要だと思ったことの2つ目は、
自分のターゲットとする領域を決めて、継続的にウォッチする
ということです。
リベ大両学長のビジネスのスタートは、
PCのパーツの値段を秋葉原に行ってひたすらノートに書き写す
事だったと動画でも説明しています。
まさにこれと同じことです
一定期間、同じものを繰り返し見ていると、
その「波」というか「標準」「普通」が見えてきます。
それをしばらく続けると、その波から外れたタイミングに気づくようになります。
そのタイミングにいかに早く気付けるかが短期投資のキモだと感じます。
色々なものを一度に見ることはなかなか難しいです。
「業界」でも「指数」でも「銘柄」でも良いので、まずは2つ3つを選んでウォッチしてみましょう。
短期と長期の資産配分を愚直に守る
短期投資をする上で、必要だと思ったことの3つ目は、
短期と長期の資産配分を愚直に守る
ということです。
短期投資の場合、うまく波に乗ると一気に投資額の倍の利益が出たりとか、一日で10%以上値上がりしたりといった場面が出てきます。しかもそれが数日間続いたりする。
私も経験がありますが、こういう状況になると
まるでこの状況がずっと続くような気がして、投資額を増やしたくなります。
そうしたアゲアゲの時でも、短期に全ツッパするのではなく、
冷静に決めた資産配分を愚直に守ることが大事です。
なぜなら、私たちが取り組んでいるのは「投資」だからです。
「投資」はリスクを最小化した上で、資産を最大化するために取り組むことです。
必要以上にリスクを取ることは、必ず良くない結果を産むことになります。
投資の神様ウォーレン・バフェット氏も、「”投資”とはゆっくり金持ちになることだ」と言っています。
短期と長期の資産配分をどうするかは個人の考えになりますが、
決めた配分はしっかりと守っていきましょうね。
まとめ:短期投資に必要なスキルとふるまい
インデックス投資がつまらないと感じたことがあるのは私だけではないはずです。
もし、そう感じているインデックス投資家の方がいたら、
ぜひ短期投資にチャレンジしてみましょう。
その時は、
- テクニカル分析・チャートの見方を学ぶ
- 自分のターゲットとする領域を決めて、継続してウォッチする
- 短期と長期の資産配分を愚直に守る
の3つのスキルとふるまいを忘れずに、”趣味”としての投資を存分に楽しんでみるのが良いと思います。